令和4年7月の役員法令試験(九州、貨物)を分析しました。

こんにちは。福岡県は博多の運送業専門の松藤行政書士事務所です。

標題の通り、令和4年7月の役員法令試験(九州運輸局、貨物)を分析しました。

「受験者79名中、合格者38名。合格率48.10%」

令和4年1,3,5月と合格率10%前後でしたが大幅に増加しましたね。

さて今回も実際に試験にチャレンジです。

【今回の特徴】難しすぎず簡単すぎず。

➀試験問題のページ数は減少(通常の量)

法令試験は通常8ページ位なのですが、1月が10ページ、3月が9ページ、5月が8ページ。今回は7ページ。少な目です。
比較的読みやすい量の問題が多かったですね。

②出題の分野バランスは平均的。

今回は各分野からまんべんなく出題されていたと思います。運送系メジャー法律のマスターはいつもに増して必須です。その中でも輸送安全規則からの出題も多く、良い意味でベーシックな法令試験だったと思います。幣所的には出題分析とおり講座でお伝えした重点項目の出題が多かったことが成果でした。

③条文の意味を問う問題が多い傾向は続いている。

幣所独自の難易度スコアリングによると、この5月試験は直近の1、3、5月に比べてかなり難易度が下がっています。

比較的ベーシックな問題が多かった。一方数は減ったものの「条文の意味を問う」「例をあげて条文と照合させる」問題の傾向は健在。このタイプの問題は前回までは難しすぎたのですが、今回五月はそれが少し解きやすくなっていました。「素直な問題が多くて拍子抜けした」という声もいくつか頂きましたね。

主に以上の3点が前回試験からの継続・変化した点と思います。

今後、この難易度と合格率が続くのかはわかりませんが、役員法令試験の対策として必要なことは大きく変わりません。条文の引き方を習得し、必要な所は意味を理解または記憶する。これに尽きます。

何度も言いますが、そのためには「正しい条文の引き方」「十分な勉強時間」が必要です。
僭越ながらこれから受験される方は上記を胸に留めたうえで、勉強されるとよいかと思います。

役員法令試験の勉強は一般貨物運送事業の許可取得はもとより、貴社のコンプライアンス経営に直結します。それは貴社の信頼とともに利益構造にも影響を及ぼすでしょう。

幣所では上記のを含めた対策講座を開催しております。原則的にマンツーマン指導のため、試験勉強に関することとともに、今後の緑ナンバーお手続きについてのご相談などもしやすい環境となっております。九州は福岡はもちろん各県(佐賀、熊本、長崎、大分、宮崎、鹿児島)からご参加いただいております。
講座の内容や詳しい合格実績などご不安に思われる点などは、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
(お陰様で今回の試験では本講座で学ばれた方から多くの方が合格されております。)

なお九州以外の管轄(中国運輸局、近畿運輸局など)での法令試験対策も別途承っておりますので是非ご相談ください。

また、その他緑ナンバーのトラックに関する許認可手続、例えば増車減車や名義変更ナンバー付け替えなどもトラック/トレーラ1台から承ります。
また特殊車両通行許可申請、その他運送業に関する顧問業務などもおこなっております。ご興味ございましたらどうぞよろしくお願い致します。

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