福岡県行政書士会くるめ支部にて巡回指導に関する研修講師を務めました。

こんにちは。福岡県行政書士会博多支部所属の松藤行政書士事務所です。
先日より福岡県行政書士会くるめ支部公安運輸部様よりお声がけ頂き、一般貨物自動車運送事業に関する研修の御依頼を頂きました。
お題は「一般貨物運送事業経営許可後の巡回指導について(概要)~コンプライアンス経営を目指して~」。実は前回に講師を務めさせていただきました福岡県行政書士会基礎研修「一般貨物自動車運送事業経営許可について ~新規許可に係る手続きの流れ・概要~」のフォロー研修という内容での御依頼でしたので、それでは許可後の初回巡回指導の概要についてお話しましょう、となった次第です。

一般貨物運送事業の新規許可を取った後も、我々行政書士が許認可関係でその運送会社様とお付き合いすることは多いです。
その中で許認可以外のご相談を受けることも、実は非常に多いです。その中の一つが巡回指導について。さらにいうと法定の帳簿についてのご相談。
準備するべきものは許可証、事業計画から始まり運転者台帳、各運転者の適性診断、健康診断、教育の記録、運転日報、点呼記録簿などなど…。
巡回指導は許認可業務ではありませんが、個人的には一般貨物新規許可申請をお手伝いした行政書士が行うことが望ましいと以前より思っておりました。その事業者様の運送事業や運行管理の形態を知っているからです。

しかしながら、運送業そして許認可以外に係る行政書士の先生方がまだまだ少ない現状があります。私が今回の講義ご依頼を承ったのはまさにそこにあります。「知識を伝えることよりも、運送業の許認可以外の業務の存在するということに興味を持ってもらい、運送業許認可に留まらない運送業全体に貢献できる行政書士が関与する率を上げたい。」若輩ながらそのような思いがあったのでした。(もちろん私自身の研鑽も必要です)

今回、支部研修講師という貴重な機会を頂きました福岡県行政書士会くるめ支部公安運輸部の先生方には改めて感謝申し上げます。またコロナ禍にもかかわらずご来場いただきました皆様、ご聴講ありがとうございました。1時間という短い時間ではありましたが、初回巡回指導の流れとポイントはお伝え出来たのではないかと思っております。

今後も機会があればこのような講義、講演、セミナー活動は承っていきたいと考えております。そして運送業へ関与する行政書士の先生方をご支援し、ひいては運送業界を盛り上げることが出来れば、と勝手に思っております。

くるめ支部にて講師