関東の某ふ頭にてセミトレーラの出張封印でした。

福岡は博多の運送業専門行政書士 松藤事務所です。
さて今回は関東の某ふ頭にてトレーラ50台の出張封印をお手伝いしてきました。

実は今回の関東行きの前に「雪国ナンバー(から福岡ナンバーへ変更)の出張封印をやってみないか?」という紹介案件がありました。
出張封印自体は一応行政書士なのでやったことがあるのですが、雪国ナンバーの取り外しは経験がありません。噂によると「雪国ナンバーは融雪剤でナンバーを止めているビスが錆びてネジ頭が取れるらしい」とのこと…。さて勢いで受けたものの「もしビス頭が取れてナンバーの台座に残ったらどうしたらいいの…」と思い悩んでおりました。

するとこの案件を紹介してもらった先輩行政書士から「横浜で『錆案件』50台くらいやるけど来る?えーと使う工具は電動ドライバーに電動ドリルにサンダーに…」とのお誘い。私は即決で「行きます!」と返事をしたのでした。
以前その先輩行政書士から「トラックの封印はサビサビだからサンダーで飛ばすときがある」と教えてもらったことがあったのですが、ちょっと何を言っているのか分からない状態でした。即決したのはそれをいつか直接目の当たりにしたいとずっと思いつつ、いよいよ上記の雪国ナンバーの出張封印依頼を受けたため、藁をもすがる思いで参考にしたかったからです。

さて当日は5時起きで福岡空港へ向かい7時の飛行機で羽田空港へ。9時に着いたものの首都圏の私鉄に慣れていないので見事に乗り間違え、現場ふ頭に着いたのは11時位で予想より1時間遅れてしまいまいした…。現地にはお仲間の行政書士が既に作業中(トラサポメンバー)。挨拶もそこそこに作業に入ります。

現在のナンバーを外すべく封印を外してみると塩(沿岸地域に駐車しているので)の影響で錆がひどくネジ頭すら見えない状態…。掘り出して力を入れるとすぐにポキっとネジ頭が取れます。ビスは台座に残ったままです。これが昭和ナンバーか…と絶望していたところ、そこから先輩の行政書士たちからバーナー、プライヤー、電動ドリル、サンダーなどの工具の使い方をレクチャーしてもらいました。
自家用自動車の出張封印ではとてもできない、過酷な使用環境に耐えうるセミトレだからこそ使える施工技術ではありますが、1台作業を終えた時点で既に本当に来てよかったと思いました。(当然ながら行政書士保険の適用外なのでお客さまとは綿密な打ち合わせが必要です)さあ技術を習得したので次の目標は50台を今日中に終わらせること。皆で黙々と作業です…。

何とか作業を完了しそのままホームセンターで必要工具の勉強会となりました。やはり良い道具を揃えたいものです…。ここではトラック、トレーラの出張封印に最低限の工具は何か?で話が白熱しました。
その後は懇親会で行政書士の運送業務の情報交換。さすが運送業を専門としている行政書士の集団です。レアな案件、逸話などで物凄く貴重な話を聞くことが出来ました。今回習得したナンバービス取り外しの施工技術は福岡に帰っても活かすべく、大型トラックやセミトレーラーの出張封印に勤しみたいと思います。

福岡県内の運送事業者様、特に博多の港湾地域(博多港、アイランドシティ、香椎パークポート)の運送事業者の皆様、そしてトラックディーラー様やトレーラメーカー様の皆様におかれましては、大型トラックやトラクタ、セミトレーラーのナンバー変更や出張封印のご依頼ございましたら、是非、運送業専門の行政書士松藤事務所へお声がけ下さいませ。陸運支局に持ち込むことなくお客様の車庫での出張封印が可能です。どうぞ宜しくお願い致します。

(後日、当事務所が単独で実施した大型トラックの出張封印はまた改めてレポートします)

↓当日の詳細はこちらのトラサポサイトでも↓

曇りで助かりました。

全て40フィートの海上コンテナセミトレーラ
結構ざっくりしているセミトレが昭和平成と生き延びています。
サンダー、バーナー、電動ドリル、プライヤーなどの工具たち。