令和8年1月 役員法令試験(九州運輸局、貨物)を分析しました。
「受験者36名中、合格者17名。合格率47.2%」
一般貨物の許可や認可を取得する際に求められる「役員法令試験の合格」。今回の実際の難易度はどうだったでしょうか?弊所でも実際に試験を解いてみました。併せて感想も述べてみます。ご参考までにどうぞ。
目次
【今回の難易度】平均的。合格率は50%弱!
➀問題の量は?
今回も8ページでした。通常は7~9ページ位なので標準的な量です。今回は設問が21問で、選択問題が多かったですね。回答数30は変わらないのですが、後半にややボリューム多く感じた方もいらっしゃったかもしれません。前半と後半でガラッと回答スピードが変わったのではないでしょうか。
②どんな問題がでた?
運送系の法律は許認可届出の条文が出題されました。貨物法の改正点はしばらくで続けるでしょう。許可基準は随分と久しぶりですね。個人的には問題13に運輸局側の意思表示を感じました。
下請代金支払遅延等防止法は令和8年1月1日に中小受託取引適正化法(取適法)へと改正された影響か出題がありませんでした。これはかなりイレギュラーで、きっと次回からは取適法となって再登場するでしょう。
③どれくらい難しかった?
幣所独自の難易度スコアリングによると、今回の試験も60.7ポイント。弊所では平均的な難しさを60.0ポイントと設定しているので、数値的には「平均」と出ています。
弊所は実際に解いてみて、前半よりも後半の密度が高いと感じました。具体的には選択肢の数と難度が高かったということです。
他方で、弊所の対策講座でお伝えしている問題は今回も多く出題されておりました。
④落としても良かった問題は?
ここでは「合格には24問とればいい」を合言葉に、難度が高い問題をセレクトしました。正直弊所の主観なのでご参考までに。
これ試験本番では捨てるべき問題か否か…?これから受験される方は是非ご参考ください。
- 問題18 (輸送安全規則)
- 問題19 (道路交通法)
- 問題20 (貨物自動車運送法)
以上3問です。
⑤番外編(体調管理の大切さ)
試験問題の公表後、筆者はいつも実際に50分で解いています。今回は体調不良(微熱、頭痛)だったのですが、ものは試しでこの状態で解いてみました。
そうするとやはりいつもより点数が5点ほど悪い。これは合否に関わります。受験生の皆さまもご多忙かと思いますが、勉強と同じくらい、試験前の体調にはご注意ください。
役員法令試験の対策、どうしたらいい?
役員法令試験時に貸与される条文集(360ページほど)を使って条文の引き方を習得し、必要と思われる箇所は意味を理解または記憶する。言ってしまえばこれだけです。
ですが、この力を短時間で身に着けることはなかなか難しいものです。確実に合格するためには「正しい条文の引き方、読み方」。そのためには「十分な勉強時間」が必要です。そのため受験予定の方は早めの勉強開始がよいと思われます。
役員法令試験の合格は、一般貨物運送事業の許可取得の一過程ですが、ここで身につけた知識は貴社のコンプライアンス経営に直結します。それは一般貨物自動車運送事業の許可という、国から許可された看板を背負った貴社の信頼度向上とともに利益構造にも影響を及ぼす。最近は貨物法やその他物流の法改正も激しい。許可の更新制も見えてきた今だからこそ、役員法令試験を受ける方には最新の法知識を持っていただきたい…弊所はそう思っております。
役員法令試験 対策講座のご案内
当事務所では、九州運輸局を中心に一般貨物自動車運送事業(貨物)に特化した法令試験対策講座を行っております。
「1回で絶対合格」を大目標に「難しいことは簡単に、簡単なことは面白く、面白いことはより深く」を目標に、常に役員法令試験を研究しております。
また、原則的にマンツーマン指導で、受講者様一人ひとりに応じた試験勉強の仕方や解き方のコツをお伝えしております。
そもそもの話ですが、一般貨物の役員法令試験は運行管理者試験とは出題される法律は被ってはいるものの、その対策方法は全く異なります。そのため弊所は運行管理者試験対策にありがちな大人数の講座やオンライン講座は行っておりません。努力されても効果が限定的だからです。(あくまで個人的な考えですが、それでは受講者様に応じた適切な対策やサポートが出来ないからと考えます)
受講するか分からないけど、講座の相談してもいいの?
「一般貨物の役員法令試験って実際どうなの?」「対策サポート講座の詳しい内容教えて!」「何人ぐらい合格させてるの?」など、その他直接詳しく知りたい疑問点や不安に思われる点など、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。
その後、こちらから勧誘することは一切ありませんのでご安心ください。
また「まずは役員法令試験の概要を知りたい」「ピンポイントで過去問の解き方を知りたい!」など、授業形式ではなく気軽な法令試験のご相談(こちらは有料)も受け付けております。
そして試験勉強の合間には、今後の緑ナンバー運送業運営のお手続きについての雑談などしております。(ご受講後、後日のご相談も可能)
また、許可を取得後の緑ナンバーに関する許認可手続、例えば増車減車や名義変更ナンバー付け替え、運送業経営法務継続サポート(顧問)、その他運送業に関する業務も承っております。ご興味がございましたら、こちらもどうぞお気軽にお問い合わせください。

生成AIによる対策講座のイメージです

